真っ暗闇を歩いてた
私一人で歩いてた
扉 障害 階段


前が見えなくて
どこに進んだらいいのかわからなくなって
うずくまって泣いてた


だけど大丈夫だよひとりで大丈夫って
震えながら歩いてた


真っ暗闇をひたすら歩き続けた
足が悴んで動かなくなった
大丈夫じゃないひとりは嫌だって泣いた


そしたら大きくて暖かい手が私の手を引っ張って
大丈夫だよ
こっちだよって
一緒に歩いてくれた


涙が止まって
震えが止まったら目が覚めた


気がついたら手をつないで眠ってた。