おひっこし。ぱーと5。


小さいようで広い
千葉の市内だけどちょこっと田舎の
お庭と駐車場がある家を
お母さんがけっこうがんばって買いました。


わたしは二階の端から二部屋をもらって
今週はずっと仕事を休んで
荷物を箱に詰めたり、出したり


きょうは朝早く起きて
白の家具ばかり選んで
でもソファーは赤で
楽器を運んで白くて丸い椅子を組み立てて


そして結局
お母さんが落ち着くのは私の部屋
煙草が吸えて冷蔵庫とストーブと電子レンジとMacが置いてある
わたしの赤いソファー。


おじいちゃんの話を聞き流しながら
お兄ちゃんはうんざりしてて
そんなお兄ちゃんにわたしはおにぎりとお茶を買ってあげて


多いとも少ないとも言えないお給料で
DVDを二本買って


ジャスミンティーを飲みながら煙草に火をつけて
遅いネット回線にうんざりしながら


実家を出て
5回目の引っ越しがやっと終わったけど
なんだかわたしの周りにはやっぱり家族が集まってきて
結局、お母さんとわたしと、おじいちゃんの3人暮らし
それと、これからやってくる一匹。


新しい生活が始まるけど
ただすこし騒がしくなるだけで
やっぱりわたしはわたしの空間でマイペースに。


変わっていくようで変わらなくて
それがいいことなのかわるいことなのか区別も曖昧
だけどきっちりラインを引いてくれる大切な人がいるから
ちょっとずつ変わって行って
また マイペースに。